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just be and love myself

映画“ラーゲリより愛を込めて”からみる人生 ※配慮なしネタバレ&独自解釈

こんにちは

そして、新年あけましておめでとうございます。

大変久方ぶりの更新になりました

nesumerbと申します

前回更新したのが、ようやく秋の始まりを感じ始めた頃だったのですが

もう年が明けてしまいました...

今年の冬は例年よりも冷えるそうですので

皆様体調管理にお気遣いください

 

2022 年末、「ラーゲリより愛を込めて」を鑑賞しました

映画『ラーゲリより愛を込めて』公式サイト

 

あまりにも心を打つ映画でした

絶対にレビューを残したいと思い、こちらに

戻ってきた次第です

正直、2022年観た映画の中で1番

観てよかったと心から思えた作品でした

実際に起こった出来事である事、そして今も世界では

戦争が起きているという事実がこの映画の残酷さを

より引き立たせていると思います

この映画から何を感じるか、そしてそれが観る人に

どのような影響を与えるか、それは人それぞれですが、

私はこの映画に、人生を変えろと言われた気がします

 

ここからはネタバレ混じりでお話ししていくので

これから観ようと考えていらっしゃる方、ネタバレが嫌な方、

ぜひご観賞後にこちらで感想を共有していただければと思います

 

私は決して、日本語がとても上手というわけでもなければ

歴史にとても詳しいというわけでもないので

この映画の歴史的背景を汲み取りそこから思うことを述べる

なんて高レベルなことはできません

できませんというより私が歴史を語るのは大変おこがましい気がして

ならないので、純粋に私が観て感じたことを

拙い日本語で述べていこうと思います

 

ヤマモトさんのような人間はまず、存在しないと思います

あのような存在こそ、神の領域の方だと思います

自分を売った将校を許し、見えない未来の中で希望を信じ

その明るいエネルギーを周りに伝染させていく力

自分の犠牲を厭わず、人のために行動できる力

愛に溢れた方なんだという風に思いました

神のいう、無償の愛です

 

この映画では、「生きろ」というメッセージ性の強い場面が多くありました

希望も未来もないように思えても、生きることでしか

そこに希望の有無は見出せないのだと改めて思いました

ただそのような絶望的状況は、絶対に一人では乗り越えられないとも思います

拘束されていた兵士の方達は、ヤマモトさんの存在そのものに

希望を見出していたように思えるからです

人は強いのか弱いのか

わかりませんが思うことは、自分に足りない部分を持っている他人がいて

他人に足りない部分を持っている自分がいて、

人はそこをお互い補いながら支え合う生き物かもしれないということです

人という字は人と人が支えあってできている、というのも

あながち間違いではないのかもしれません

(本来は、人が立っている様子を横から見た漢字らしいです)

つまり人は、独りだと弱いのかもしれません

 

私がこの映画を鑑賞して思ったことは

人生を全うしよう

でした

与えられた命で私は何ができるのか

自分の人生で何を残していくのか

こういう類のことは、先人に聞くのが一番です

先人を知ることが一番です

実は私は、戦争界隈の映画やお話は、未来を生きている私たちにとって

悪影響を及ぼす可能性があると考えます

それは、憎しみを残してしまうということです

過去に起こった出来事で、今でもその国や人を恨み続ける。

過去の対立の事実が今になっても根付いたまま、

今でも国間の差別の言葉が存在している国もあります。

その恨みには意味がないと思います

そういうことがあった、だから今も恨みましょう

ということで歴史は学ぶものではなく

そういう事実があった、そこから私たちは何を学び

何にどう生かしていくのか

という意味で歴史は学ぶはずです

戦争があり、そのまま理不尽に拘束された日本兵がいた。

希望や未来の見えない中でも彼らはそれらを見出し、精一杯生きた。

という過去の事実を伝えてくれたこの映画から私は、

戦争への恨みやロシアへの怒りではなく

私の人生を精一杯謳歌して全うしようと思った次第です

戦争下で立派に生きた人たちがいたのなら、

私はその方達に胸を張れる生き方をしていたいです

私個人の意見ですが、戦争は何も生みません

そこから生まれるのは悲しみと憎しみと、その事実だけです

私たちはその事実を受け止め、学んでいかなければならないと思います

大きな戦争があったという過去の事実は、

全世界のほとんどの人間が知っているはずなのに

それでも21世紀で戦争が起こっています

一市民が何を思おうが国を変えたり国勢を変えたりするのは

はっきり言って無理ですよね

ましてや私が世界の戦争紛争を止めようなんて

全く現実味のない次元の話です

だから私たちができることは、その事実を美化してでも

何かに生かしていくことだと思います

そうすることが、先人たちへの尊敬の意だと思います

 

最後、ヤマモトさんの奥さまの「おかえり」という言葉に

今までの想いが全て詰まっているようで、今思い出しても

涙が出ます

家族や友人、恋人、想い想われる存在がいることに感謝して

日常を私らしく全うしようと思いました

 

本当に涙なしでは見ることのできない映画です

そして、考えるほど思うことの多い映画です

ぜひ上映中に映画館で観ていただきたい一本です

 

最後になりますが、

皆さま明けましておめでとうございます

2023年は私にとって挑戦の連続の年になります

こうしてブログに自分の思いを綴りに来る機会が、

ただでさえ少ない今よりももっと減ってしまうかもしれませんが

通りすがりにでも読んでくださった皆様に感謝して

また思いの丈を綴りにきます

卯年ということで、皆様にとって

飛躍の一年となることを祈っております

お身体に気をつけて、皆さま良いお年を

 

それではまた、次の記事で

 

nesumerb