summer sound

just be and love myself

漫画“町田くんの世界”からみる良い人間性と幸福論 ※配慮なしネタバレ

皆様 お久しぶりです もしくは初めまして

こんにちは もしくはこんばんは もしくはおはようございます

nesumerbです

最後に記事を更新してから1ヶ月以上が経過してしまいました

私の三日坊主はそろそろ

「筋金入り」と称してもいい頃だと思う

そんな今日この頃です

ただ今回、こんなにも記事の更新に時間がかかってしまったのには、

「筋金入りの三日坊主」以外の理由がありまして。

私ごとではありますが(大袈裟)

新たな挑戦を始めたといいますか(大袈裟)

バイトを始めました

そんだけかよ、と思われるかと思いますが

私にとっては貴重な社会経験の一歩、

人生の大事な一歩です

塾講師のアルバイトを始めました

日本の未来を担う子どもたちと真摯に向き合いながら、

私も社会に貢献していこうと思います

私ごとをだらだらとすみません

 

8月も終盤ですね

私はこの間、夕暮れ時、

バイトの帰り道に吹いた風に

秋を感じました

秋の匂いがしたんです

急いで家族ラインに「秋の匂いがする」と送ったのですが

誰も返事してくれませんでした

愛ですね

 

秋はどうしてこうも、切なくやるせなく、それでもって

落ち着いた温かい気分になるんでしょうか

私が秋を好きな理由です

そんな秋口の夕暮れ時にしっとり聴きたいオススメの曲があります

Adoさんの「世界のつづき」と「風のゆくえ」です

今大ヒット上映中のONE PIECE FILM REDの挿入歌です

本当に本当に、毎日欠かさず聴いているほど大好きな曲です

ぜひしっとりとしたいときに聴いてみてください

私のように感受性が人一倍強い方なら

聴いただけで泣けてしまうような曲です

この「RED」も大変感じることの多い素晴らしい映画です

実は明日映画館に、3度目を観にいきます

もうここまできたら5回は観にいってやろうかと思っている所存です

そのくらい素晴らしい作品なので、劇場上映が終わった頃に

レッドに関しての記事は書こうと思っています

 

話が逸れましたが、

皆様の好きな季節はなんでしょうか

そしてそれはどうしてでしょうか

 

さて

いつもの如く前置きが長くなりましたが

今回は漫画「町田くんの世界」から考えたことを

だらだら述べていきたいと思います

 

町田くんの世界 | 作品紹介 | 別冊マーガレット 公式サイト

(↑公式サイトです)

 

私はたまたま某漫画アプリでこの漫画と出会いました

アプリで読んだのは1巻だけでしたが、その1巻で

この漫画の強烈な魅力に惹かれすぐに全7巻買い揃えました

さすがの人気で、2019年には実写映画化もされたみたいです

私は実写は未視聴ですが、漫画より映画の方が手軽だと思うので

興味のある方は実写から入ってもいいかと思います

 

この漫画を読むと、人と人は支え合って生きていくんだ、

というどこかの3年B組の先生のような考えだったり

人って愛おしいな、世界って美しくて愛おしいな、だったり

他人にも自分にも優しくなりたいな、だったり、

素敵な感情ばかり湧いてきます

 

※ここからは、漫画「町田くんの世界」の感想とネタバレが

無遠慮に繰り広げられているので

少しでも内容が気になって漫画を読みたいな〜と思っている方は

ぜひ漫画を読んでから(実写を観てから)またこちらにきていただいて、

それは違うだろ!と野次を飛ばしに来ていただくなり

共感していただくなりしてくださると嬉しいです

 

さて、早速ですが、

町田くんの周りには、とにかく人が集まってきますよね

それは町田くんが素敵だからです

そして、周りの人が町田くんに感化されて

どんどん自分を愛していけるようになって

人と心から会話できるようになって

そうやって彼の周りにはとても温かくて優しい世界が

どんどんどんどん広がっていくんです

温かくて優しい世界が連鎖していくんです

一方で、闇の中に閉じこもってしまったような人たちは、

その町田くんの作り出す世界に自ら飛び込もうなんてしませんよね

飛び込みたくても、できないですよね

この作品のいいところは、そこに町田くんが気づいて、

手を差し伸べてくれるところです

綺麗事かもしれないけど、決して偽善ではない

それが伝わってくる、

それがこの漫画の主人公町田くんです

 

結局のところ、「好かれる人間性」なんていうものに

正解があるわけがないのですが(人の「好き」はそれぞれだからです)、

少なからず私が思うことは

「自分を持っている人はかっこいい」ということです

自分を持っているということは、自分を認めていること。

自分を認めているということは、自分を愛していること。

自分を愛しているということは、人を愛することができるということ。

私の持論です

つまるところ、自己肯定感の話にも繋がってくるわけです。

そして自己肯定感の話は、愛の話にも繋がっていくわけです。

 

自己肯定感、それはつまり先ほども言及したように

自分を認めている、愛しているということです

ただこれはナルシストとは違いますよね

 

自己肯定感 ナルシスト

もちろん私の持論になりますが、この2つの違いは明白です

この2つの違いを、「対自分」と「対他人」で

比べてみるとこうなります

 

1 対自分

◎自己肯定感

ありのままの自分が好き

 

◎ナルシスト

承認欲求で満たされた自分が好き

 

2 対他人

◎自己肯定感

他人とは認めるもの

 

◎ナルシスト

他人とは見下すもの

 

町田くんにしかり、町田くんの周りの人々は言わずもがな

自己肯定感の高いキャラクターたちです。

というより、町田くんにより自己肯定感が身についた

キャラクターばかりといった方が正しいです。

途中で登場する氷室くんは、はじめこそナルシストでしたが

町田くん直々の説教をくらい、自分を改めました。

顔がいいから、と小さい頃からチヤホヤされ続けた結果、

人の気持ちを考えないモンスターになった挙句

友人に自分を蔑ろにされていることにすら気づかない始末

そんな氷室くんに町田くんは、「自分を大切にしろ」

「人の気持ちを考えないから自分の気持ちもわからないんだ」と

教室で大説教します

私はこのシーンが大好きです

 

私は数年前、ナルシストに出会ったことがあります

まさに氷室くんのような感じの方でした

私の前に現れたナルシストキャラは今のところ

その方ぐらいなのでよく覚えています

いわゆるカースト上位の人としか話さない、

私は話しかけても目を見てもらえませんでした

当時の私には、すごくお節介な言い方ですが、

町田くんのように

そのような方を自分を愛せるように

導いてあげることはできませんでした

(もっとも、その方が自分を愛していたか否かは

もっと知り合わなければわからない話ではありますが...)

むしろ、もう関わらないようにしようと思いました

もちろんあちらも私と関わりたいとは思っていなかったことは

わかっていますが、今思えば、もっとうまく付き合えたのかな、

友達になれていたのかな、

とも思わなくはないです

 

俗にいうナルシストというものは、

他人から認めてもらいたいという承認欲求の強さの現れだと思います

それはつまり、置かれている環境や過去の時点で

ありのままを愛せない/愛してもらえない状況になってしまっている、

ということに繋がっていると考えます

 

これらを踏まえて、

自己肯定感を育てるためには愛が必要なのだと思います

無条件に愛する、愛される

これが必要なのではないでしょうか

そしてこれができる場所は、家族でもあり

友人でもあり 恋人でもあり ペットでもあり 植物でもあり

自然でもあり 音楽でもあり 芸術であり

必ずしも愛の対象はヒトでなくてもいいというのが持論です

愛は与えられるのも幸せですが、与える方が心が満たされる感覚がします

私は愛を与えることで幸せを感じます

そうなると、自己満とか偽善に聞こえますね

なんだかんだ私は、愛に飢えているのかもしれません

ここは少し、ゆっくり考えを深めていきたいと思っているところです

「愛」というテーマは、とてつもなく広く深いものだと思います

自分中心の愛は存在すると思うし、他人中心の愛もあるはずで

「愛」は自分が幸せと感じるものなのか、

相手が幸せと感じるのが正解なのか

はたまた双方が幸せと感じるものなのか

感情に正解はないとは思いますが、愛に自己満や偽善が絡んでくると

さらに複雑なものに聞こえてきます

自分が愛を与えることで幸せな気持ちになる、ということは

無条件に愛を与えるのは自分が幸せになりたいがため、という

偽善になるのでしょうか

それともそれは美しいものなのでしょうか

愛とは、見返りを求めず相手に尽くすこと(愛すること)だと考えています

愛することで自分が幸せになるのなら、

その「幸せ」は見返りになるのでしょうか

もしそうなら、その「幸せ」という見返りを得るために

無条件に何かを愛してもいいのでしょうか

「お金」や「地位」ではなく、「幸せ」という見返りのためなら

愛するという力を利用して幸せになってもいいのでしょうか

それが一方的な愛ならまた話は変わってくるのでしょうか

そもそも私の「愛」の定義がまだまだ浅はかなものなのでしょうか

大変複雑で難しいものになってきたような気がします

もはや、そのような矛盾は取っ払って

「愛」には「幸せ」という唯一の見返りがあるということでも

いいのでしょうか

そういうことなのでしょうか

23歳現時点ではこの到達点が一番しっくりきます

(↓愛について言及している過去記事です、

ぜひこちらも一読していただけると嬉しいです)

nesumerb.hatenablog.com

nesumerb.hatenablog.com

(何度も言いますが、あくまで私個人の意見です

私はたかだか23年しか人生歴がありませんので、

愛がなんだとか説くには早いかもしれませんが、

23年間を通して見たもの感じたこと経験したことを

踏まえた上での現時点の意見です^^)

 

承認欲求を満たすために偽りの自分を演じながら

周りからの評価を買い続けていたものの、勉強に失敗し

もう自分には生きている価値がない、

と告白した友人に町田くんがいうセリフの中に

「弟が生まれたんだ

それで生まれたばかりの弟を見たとき 思ったんだけど

そうか 人は 生まれてくるだけでいいんだなって

生まれてくるだけで もう充分なんだって

価値のない人なんていないよ」(5巻抜粋)

というものがあるのですが、これには多くの人が何かを感じるだろうし

このような言葉に救われる人が多い世の中ではないかと思います

生まれた瞬間に、私たちの人生は始まります

同時に、この世界では競争が始まります

様々なことで順位をつけられ判定を下されます

走る速さや頭の賢さ、学校に合格できるか、会社に入社できるか

ある程度、人に「価値」をつけざるを得ない、そんな世界を

私たちは生まれた瞬間から生き抜いていきます

そんな世界だから、幸福の反対語、不幸という言葉が

存在するのかもしれないと私は思います

「平等なんてない、人によって価値は違う」と私たちは

小さい頃から、様々な形で無意識にそんな風にインプットされていきます

順位をつけられる世界なのですから

 

それこそが、承認欲求の強い人が存在する理由で、

人の持つ価値は等しいはずなのに、そんなわけないと

思い込み辛い思いをする人がいるのだと思います

今の世の中は、人気度や注目度が数字化されます

どういうことかと言いますと、SNSの発達により、

いいねの数や再生回数等、様々な形で周りの人々の自分に対する

注目度や人気度が数字化されて簡単に把握できるということです

つまり、人気が可視化されている時代を生きているために

このデジタル世代の若者が、幸せ=承認欲求が満たされた状態

だと思い込む人が多い傾向にあると考えます

だからこそ、ありのままではダメなのだと、承認欲求を満たすために

周りの期待に応えるために、周りからの注目を集めるために、と

自分を失くしていき、価値がないと思い込んだり不幸になるのだと思います

 

結局、幸せというのは「ありのままの自分で生きること」だと、

私はそう考えています

他人からの評価を得た自分ではなく、ありのままの自分で、

人と出会ったりいろんな経験を得ていく中で、幸せだ、と感じたなら

それは心からの幸せだと思うし、生きがいと言えるようなものだと思います

たとえ足が遅くても、頭がいいとは言えなくても、友達がいなくても、

行きたかった学校や企業に落ちたとしても、人間は生まれた時から

充分に価値のある生き物で、ありのままの自分でいられるのなら

とても幸せで満たされた気持ちになるだろうなと思っています

もちろん全員が全員そうではないこともわかっています

人それぞれ幸せだと感じることは当たり前に違いますから

 

偽善かもしれないしそんな世の中になることは

この先あり得ないけど、

この世の中の全員が、

愛の下に生き、自己肯定感の高く、

人の気持ちを考え認め合い、ありのままの自分でいられる

そんなユートピアを思い描いています

 

それがあり得ない世界でも、

町田くんのように温かい人が今よりもっとたくさん増えて

少しでも多くの人が心地良く生きていける世の中になるように、

という願いを込めての記事でした

かくいう私も、まだまだ町田くんからは程遠い性格なので

精進して参ります

 

さて、今回も大変長い記事を読んでいただき

本当にありがとうございます

この記事が、ひとりでも誰かの心に

あなたの心に響くものがあったなら幸いです

 

義務教育の道徳では学べないようなことが

漫画の世界にはたくさんあります

活字が苦手な方は、ひたすら漫画を漁ることをお勧めします

漫画には、人間が本当に学ぶべきことがたくさん詰められています

学校の図書館に漫画を置くことがダメとされていること、

私は全く納得がいきません

早くこの古い風潮を打ち破ってくれる時代が来ることを望みます

 

最後になりますが、改めて

記事を読んでくださりありがとうございました

これからは筋金入りの三日坊主を挽回していけるよう

楽しく執筆して参ります

 

秋が近づいてきました

朝昼晩の寒暖差が酷くなりますので

体調管理にはどうぞお気をつけて

引き続き水分補給はしっかりしましょう

それではまた次の記事で

 

nesumerb