summer sound

just be and love myself

映画“ミッドサマー”からみる愛とは※配慮なしネタバレ&完全独自解釈と語り

皆様

暑い夏の到来にどう対処しておられますでしょうか

クーラーはイメージと違ってそんなに電気代が高くないそうです

ホコリを取って掃除して稼働させれば、本当に高くないそうですよ

電気代が...といって寝ている間に自動で切れるように

設定して寝ている方がいらっしゃるそうですが、

かなり危険らしいです

そこはケチらず、自分の命を守るために

現代技術に頼りましょう

 

さて

今日完全独自解釈していく映画は

暑い夏にぴったり(かどうかはなんとも言えませんが)

ミッドサマー です

www.phantom-film.com

↑公式サイト

 

ミッドサマーというタイトルですが、サマーの英語のスペルを見ると

summerではなくsommarとなっています

独自調べなのですが、スウェーデン語の「夏至」という意味のようです

(スウェーデンを舞台としたお話です)

 

この映画、R指定作品であったり、真っ白でカラフル(どっち)な

風景の気味の悪い感じから

予告の時点で “なんかヤバそう” と話題になっていました

私も公開と同時に映画館で観たかったのですが結局見れずじまいで、

やっとこさサブスクに入ってきたので観てみたのですが

映画館で観てなくてよかった〜というぐらいショッキングでした

私は一応グロ耐性もありスプラッター耐性もあるので

目を背けるとまではいきませんでしたが、

かなり気持ちの悪い描写がありますね

英語でいうとgrossって感じがしっくりきます

 

まあ、私の書く記事はネタバレではなく

映画を通して思ったことを書き殴るだけの記事なので、

どんな描写があります、などと全部は言いません

 

が、スプラッターやグロ、宗教系等 地雷要素満載の映画なので

1つでもダメだと思ったら観ないほうがいいかと思われます

あと、そういう映画を観たあとに余韻がひどいタイプの方や

作品にのめり込んでしまうタイプの方もあまりオススメしません

映画は娯楽、と割り切れる方は大丈夫だと思います

 

さてこの映画公開当時、観た人の感想で

「気持ち悪かった」「もう観れない」等の感想と、

「すっきりした!」「付き合いたてのカップルには特にオススメできない」

等のよくわからない感想があったんですね

大体あまり気分の良くなる映画ではないことはわかっていた上で

「すっきりした!」という感想をみた時に驚きましたし、

早く観たいと思ったことを覚えています

 

結論からいうと、好み分かれます(でしょうね)

恋人がサイテーだったり、

サイテーな恋人に未練があったり、

恋人に限らずとにかく恨む対象のある人は

この映画最高にすっきりして好きかもしれません (^◇^)

 

ただその対象が相当悪くないとあれを観て最高とは思えないと思うので...

「すっきりした!」とレビューされていた方は一刻も早く

いい縁に巡り会えることを祈っています...

ちなみに私は二度と観ないですね

 

以下 無遠慮ネタバレ&全て私の独自解釈兼語りです

 

要は、勧善懲悪のお話です

善きを勧め、悪を懲らしめるお話です

つまるところこのお話の核は、

小さい頃私たちが楽しんでみていたプリキュア

戦隊シリーズ仮面ライダーシリーズ、少年漫画と同じなんです

「ミッドサマー」という作品は、その小さい頃の娯楽の

かなり残虐バージョンといったところです

 

この映画しょっぱなから

儀式という名目で老人が崖から飛び降りるという

ヤバいシーンがあるのですが、

その飛び降りた老人役の方が昔一時期、世間を一世風靡した方らしく、

ベルサイユのばらのモデルとなった方なんだそうです

ビョルン・アンドレセンという方で、去年12月に

彼のドキュメンタリーが公開されました

gaga.ne.jp

映画を観た後に撮影の裏話やオフショットを漁るのが大好きなので、

例に漏れずミッドサマーを観た後もその作業をしていたところ

この事実を知りました。あの崖から飛び降りた老人の若かりし頃が

こんなに美しい少年だったとは、正直信じられませんでした

私がそのことを知った後にこのドキュメンタリーが公開されることが決まり、

なんだか運命のようなものを感じました

残念なことにこのドキュメンタリーを観ることはできなかったのですが、

予告ティーザー等で大体予測はつきました

美しさを見出されたビョルンは、若くしてスターになりますが

その後鬱になりアルコールに溺れていったそうです

 

若い頃に売れたスターは比較的、精神病を患ったり、

非行に走ったりするケースが多いです

これについても思うことや事例があるので、その話はまた別の記事で

 

はい、話がまた大きく逸れましたが、

ミッドサマーを観ると とにかく

悪いことはしたらいけない

という当たり前の意識を掘り起こされます

主人公カップルとその彼氏の友人が、スウェーデンのお祭りに参加することで

制裁されていくストーリーです

フラグが立ちっぱなしの映画なので多少「あ、なんかヤバいのくる」という

覚悟を持って観ることができます

が、あるシーンで「やられた〜」となるのでこれから観る方は

びっくりしないように気をつけてください(煽り)

 

最初こそ、衣装は可愛いし天気もいいし子供達も可愛いし自然も美しいし...

という感じでそのお祭りを楽しむ一行ですが、そのお祭りの儀式とやらが

進むにつれ、おかしいということに気がついていきます

主人公とその彼氏は、彼氏が主人公を蔑ろにし始め2人の仲は冷めかけており、

+その彼氏はそのお祭りを大学の論文として研究し提出することを決めます

村のお偉いさんに論文にするのはいいが深く詮索するなと言われ、

約束すると言いますがこれは映画です、もちろん深〜く詮索してしまいます

一緒に来た友人たちもそれぞれ問題を起こし、村人たちによって

始末されていきます

村人たちは、主人公を村の次の女王にすることを決め、主人公を

この上ないほど崇めだします

彼氏のことで泣いてしまった主人公と一緒に嗚咽したり、

とにかく村人総出で主人公を丁重に扱います

視聴者としては、狂ってるしなんか気持ち悪い...

と思うのですが、そのような対応を受ける彼女からは

まんざらでもない様子が伺えます

この映画ラストのシーンは描写がきついですが、

燃え上がる木製の家の中にいる動けない彼氏を、

女王となった主人公が村人たちと共に見殺しにする...というラストです

 

残虐非道なストーリーですが、大きく言えば「愛」のお話だと考えます

人間がいかに愛に生き 愛に狂えるか、そんな究極のストーリーだと私は思います

家庭環境にも恵まれず彼氏にも蔑ろにされ、愛されることに飢えていた主人公

ですが友人の誘いで参加したお祭りでなんだかんだ(雑)女王になり、

村人たちに愛されていき幸せを見出していくような様子が伺えます

村人たちは、無条件に一緒に泣き、一緒にご飯を食べ、

家族もいない、彼氏に愛されない主人公に寄り添い理解しようとしてくれます

村人たちから主人公への、見返りのない、無償の愛と言えます

そして最後には、主人公は愛していたはずの彼氏を簡単に見殺しにします

それほど簡単に、愛によって人間は変わってしまうのだと考えさせられます

前回の映画レビュー(下記参照)でも触れましたが、愛を知ってから孤独を感じると

人間は狂ってしまうことがあると思います

nesumerb.hatenablog.com

このようなケースは多くの作品で見られます

それほどに、多くの脚本家や監督たちにとって「愛と孤独」というトピックは

メッセージ性の高いものなのでしょう

愛が、愛し愛されるということが、どれだけ人間形成に影響を及ぼすのか

改めて考えるいい機会になった作品でした

何かの本で、小さい頃は親をはじめとした周りの人々から

「愛される」ということを学び、成長するにつれて「愛する」ということを

学ぶと読んだことがあります(うろ覚えですが内容はこんな感じです)

その過程がどこかで崩れたり、大人になってからも「愛される」「愛する」の

バランスがおかしくなっていったりすると、「愛」だったはずのものが

「依存」になってしまったりしておかしくなるのかもしれないと考えました

そもそも、人間がまず愛すべきなのは自分自身で、自分を愛して初めて、

周りを愛することができると考える私です

この映画の主人公にしかり、

狂ってしまう人(と一括りにしかできないのが申し訳ない)たちは、

自分を愛せない つまり自己肯定感が低い傾向にあると思います

ただそれも、その本人のせいではなく周りの環境や人のせいで

そうなってしまったわけです

そしてまたそうさせたその周りの人たちも、置かれた環境だったり周りの人々の

影響でそうなってしまっただけで、...という負のループです

そういう時に、正しく導いてくれるような人間、

自分自身を愛しなさい、と言ってくれるような人間に出会えると

またその人は良い方向に進めると思います

私はそういう、良い方向に人を導けるような人間になりたいです

 

自分で言っちゃうか〜とよく言われますが、

自己肯定感は高いです

当たり前です、私の人生の主人公は私なので私は私が大好きです

私は人も好きなので、人が好きで自分のことも好きな自分が大好きです

ですがそんな私も小さい頃から今のようではありませんでしたし、

嫌なことを言われたり傷ついてきた経験がたくさんあります

自暴自棄になっていたこともたくさんあります

ただそんな時に、私を正しい方向に導いてくれたものがたくさんあります

それは私にとって、時に歌であり、

時に本であり、時に漫画です

私は今までそういった、「作品」に救われてきました

「家族」に救われてきた、とでも言うかと思いましたか?

私は家族には弱みを見せることのできない弱い人間なので、

正直、家族に辛い時に救われた経験があるかと聞かれても

思いつきません、多分ありません(あったらごめん家族のみんな)

辛い、ということを私が伝えないので、ないのは当たり前のことですね

私は家族とは、「喜」「楽」を共有したい思いが強いからかもしれないです

なので、自己肯定感が下がりそうな辛い時には、

作品を通して作詞作曲家や著者、漫画家の皆さんに

救われてきたと言った方が正解です

そしてこれからもたくさん頼っていくつもりです

私は今のところ、映画を通して人生を語るみたいな記事が

シリーズ化してきてますが、

映画同様、皆さんに共有したい漫画や本や音楽がたくさんあります

またそちらの方面でも記事を書いていこうと思います

 

ミッドサマーの話から

愛の話になり

自己肯定感の話になり

漫画の話になりました

素晴らしく一貫性のない記事でしたが、

本日も最後まで読んでくださり

ありがとうございました

最近は読んでくださる方が目に見えて増え、

スター(?、はてなブログ初心者すぎてよくわかっていない)を

つけてくださる方もいらっしゃるようになりました

本当に有難うございます、本当に嬉しい限りです

私の記事が誰かの心を動かしているかもしれない、と思えて

感無量です

これからも、映画やらなんやらを通して人生論だったり精神論だったり

図々しく語っている記事ばかり書いていると思いますが、

この人今度は何言ってるんだろう、

ぐらいのお気持ちで読んでくださると幸いです

読んでくださっている皆様のほんのささやかな

楽しみにでもなるような記事を目指して

楽しみながら書いていこうと思います

これからもよろしくお願いします

 

暑い夏ですね

多くの意味で、ご自愛ください

ではまた次の記事で

 

nesumerb